The Musical Man



東京芸術劇場で行われた、マリアート共催の「ザ・ミュージカル・マン」を観てきました。

大手企業(福田商事)を一代で築いた敏腕会長が急逝し、遺言状で指定されたメンバーでミュージカル課を新設し、あまたのミュージカルを観てもクスリとも笑わなかった会長のボディーガード(橘直樹(演:岡幸二郎))を笑わなくてはならなくなった長男の社長(福田(演:駒田はじめ))や5人の社員達。 3ヶ月の期限内にそれは叶うのか? 叶わなければ全員解雇というギリギリの所で指名された社員達はどう行動するのか?


遺言状で指名された5人(経理課:柏木(演:玉野和典)、秘書課:?(演:幸和希)・香川亜美(演:桜井智)、営業課:近藤隆平(演:縄田晋)、食堂勤務:原良江(演:福島桂子))に遺言状執行人の弁護士(深見(演:宮内良))、そこに28年前の会長への請求書を持って借金の取り立てにやってきた(自称プロのダンサーな)ヤクザ(演:井上一馬)とその養子(演:中村信夫)も加わって、ミュージカル(というか橘を笑わせるためのコメディ)の作成を始めていく。

しかしこの舞台、ホンキで岡幸二郎さんで持ってましたね^^; 岡さんの女装は凄かったっす。 あの声も半端じゃない。 よくあれだけの声が出せますね、岡幸二郎さんも凄い・・・とは聞いていましたけど、これほどとは・・・・・(絶句)

奥山桃子さんは橘直樹のボディーガード(ボディーガードのボディーボーイズ&ガールズ)の役でした(笑) 他に女性社員とか雨の妖精役とかでも登場、お疲れさまでした。

ちなみにアンコールは玉野和典さんのタップ独演(笑) 最高っ!

中身的には小さなギャグが結構散りばめてありましたね。 それに気付くか気付かないかは大きな分岐点かも。 メジャーな所では一馬さんの挨拶(時代劇等の「お控えなすって」のポーズ、じゃんけんのパーを出している感じ)に対して必ずチョキを出してしまう岡さんとグーで負けてしまう駒田さんとか(笑)
まぁ、筆で眉毛を直す岡さんとか、波止場モードで気取る岡さんなんかは気付いた・・・っていうか、普通気付くよな(笑) 一馬さんが踊り始めると同時に服を着替え始める中村さんとか?(ちなみにきちんと畳んでいます(笑))
とにかく最後まで笑える舞台でした。